第一回 香りの大切さとアロマセラピー

 

1,脳と香り

  鼻に入った香りは嗅覚神経を経て脳の真ん中にあたりにある大脳辺縁系に

  伝えられます。この大脳辺縁系の中にある海馬と扁桃は特に感情や記憶に

  深い関わりを持っています。と、いうことで香りが感情の微妙な変化に関係して

  いると言うことが分かりまね。

2,植物と精油

  ここでいう香りは主に水蒸気蒸留法で植物から採る香りのことです。

  精油は植物の持つ生命のエネルギーの凝縮されたものです。

  アロマセラピーとは、植物のエネルギーを体の中に取り込んでいく療法です。

3,お家でのアロマセラピー

  (1)アロマバス→岩塩30グラムに対して精油を10滴をまぜあわせてバスソルトを作ります。

            これで約2回分のバスソルトができます。

            例・・・サンダルウッド、サイプレス、ゼラニュウム 各3滴

                ティートリー 1滴

                お風呂から出てもいつまでもポカポカです。それでいて長風呂

                しても、のぼせない!!一品です。

  (2)手浴・足浴→少し熱めのお湯を洗面器にいれ、そこに精油を2、3滴たらします。

             お湯をかきまぜながら、ゆったりとした気分で手足をつけます。

 

  (3)吸入→ハンカチやティッシュに2,3滴たらして口や鼻の近くに置き呼吸する方法と

         洗面器に沸かしたお湯1リットルを入れ、そこに精油を最大4滴たらして

         頭からバスタオルをかぶり、目を閉じて洗面器のお湯から出る蒸気を吸い込みます。

         最大10分くらい続けます。

  (4)湿布→熱いお湯に精油を1,2滴たらし、タオルを絞って患部にあてると気持ちがいいです。

         逆に冷やしたいときは冷水でやりましょう。

  (5)香りの拡散→ティッシュに精油を数滴たらして置いておくだけでも、あたりに香りが

             広がります。

             もっと積極的に香りを楽しみたいのなら電機拡散器やアロマランプを

             使用します。

4,注意事項

  (1)精油の原液は直接肌につけないこと。

  (2)飲まないこと。 

  (3)保管場所は日光の当たらない涼しいところに、使用期限は1年以内とすること。

  (4)純度100%の精油を使用すること。

  (5)妊娠時には気を付けて精油を選ぶこと。

  (6)赤ちゃんはラベンダーとカモミールだけにすること。

  (7)幼児はラベンダー、カモミールとティートリーだけにすること。

  (8)子供は大人と同じ方法で良いが精油の濃度は半分にすること。

5,今週の精油

  (1)サイプレス→引き締め効果大です。利尿作用もあります。妊娠中は×です。

  (2)サンダルウッド→消毒、消炎作用があります。特に膀胱炎に良いです。

               和名を白檀といい、心を鎮静させリラックスさせます。

               落ち込んでいるときは×です。

  (3)ジュニパー→利尿作用があります。生理痛に良いです。

             妊娠中、腎臓に障害のある人は×です。

  (4)ゼラニュウム→利尿作用、ホルモンのバランスを整える働きがあるので

              生理痛や更年期障害に良いです。

              やる気を起こさせたいときに良いです。

              妊娠中は×です。

  (5)ティートリー→ウィルス、細菌、真菌を抑制する力は並はずれています。

             頭の働きを明晰にさせ記憶力、集中力を高めます。

  (6)ネロリ→肌に対する働きが大です。幸福感をあたえます。

 

    以上今週はこれでおしまいです。この内容では不十分だと思いますので

    質問がありましたらどうぞ!!